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2021.05.20

【コラム】本みりん

ムスビ倶楽部はお酒の販売をスタートしました!
ようやく本「みりん」が扱えるようになりました。
◎ムスビ倶楽部取り扱いのみりん一覧はこちら

みりんが誕生したのは、今から500年ほど昔の室町時代。当時は高級酒として好まれていた甘い酒を造りだすために、焼酎の中に「もち米」 と「米麹」を仕込んだのが、その原形といわれています。今よりもサラリとしたほのかな甘さで、高級酒として珍重され、また、当時は手に入れにくかった砂糖に代わる高級甘味料として用いられていました。

みりんは甘味滋養飲料として、そして甘い酒として飲用されており、
江戸時代にはお酒の飲めない人をみりんでもてなす慣習もあったといわれています。

しかし、戦中戦後の米不足にみりん製造を禁止され、解禁後も贅沢品として高い税金をかけられたため、その製造は激減してしまいました。そこでアルコールと水アメを加えて作るみりんや、いわゆるみりん風調味料など、そのままでは飲めないみりんが多く製造されるようになりました。こちらの製造方法が徐々に広まり、みりん風調味料や発酵調味料が多くの方に使われるようになりました。
 
そんな中でも現在でも造られている伝統的製法の本みりんは、もち米・米麹・本格焼酎を原料とし、江戸時代に確立された製法によって造られており、本格焼酎に蒸したもち米と米麹を加えて仕込み、じっくり熟成させて造られています。アルコールを14%含むので「酒類」に分類されます。
さわやかな甘味と自然の旨みをもち、実はそのまま飲んでもリキュール感覚で美味しいのが特徴です。
 本みりん
料理をグレードアップさせる超便利調味料!!
料理の中の役割としては伝統的製法で造られた本みりんは、料理に甘みや旨みを加えるだけではありません。そんなところまでしてくれるの? と驚く活躍ぶりです。
●上品な甘味をつける
ブドウ糖やオリゴ糖など醸造過程で生まれたさまざまな種類の糖類が溶け込んでいるため、みりんの甘みはふくよかで柔らか。砂糖のように単調で強い甘みではなく、上品な甘みを加えます。
●コクのある旨みをつける
もち米由来のタンパク質から生まれる、まろやかでコクのあるやさしい旨みです。
●味を浸透させる
本みりんはアルコール分を含むため、甘みも旨みも材料によく浸透します
●見た目をよくする
料理にテリ・ツヤをつけ、より美味しそうに仕上げます。
焼き物の場合は、きれいな焼き色がつきます。
●身を締める
料理の素材を引き締める働きがあり、煮くずれも防ぎます。同時に、味が外に溶け出してしまうのも防ぎます
●臭みをとる
魚の生臭さなどの嫌な臭いを消します。また、みりんの良い香りの成分が、料理の持ち味をさらに引き立てます。
●味を調える
味付けを多少失敗したときも、後から加えて味を整えられます。
 
プロはもちろん料理初心者の強い味方♪
「おいしい料理は良い調味料から」とこだわりを持つプロのみならず、伝統的製法で作られた本みりんは、料理下手や料理初心者にも、強い味方。
本みりんは、甘み&旨み調味料として完成されているのです。

みりん風調味料は、味が単純なのでごまかしがきかず、他の調味料で微調整しなくてはいけません。が、本みりんは平凡な料理もおいしくまとめてしまいます。また、本みりんなら、うっかり使いすぎても「ちょっと味が濃くなった」 くらいで納まり、適当な分量を投入しても失敗しないのが嬉しいところですね
 
最近は、みりん風調味料や発酵調味料などがあり、便利で手軽に使えますが、
ぜひ一度、料理をする際に「本みりん」を使ってみてはいかがでしょうか。
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